冬の寒さがだんだんと和らぎ、もうすぐ外出が気持ちのいい季節になりますね。
お子さんがまだ小さくて、この冬の間は家に籠りがちだったママさん達も
そろそろお外遊びデビューなんて考えている頃でしょうか。
赤ちゃんがだんだん活動的になってくると、外出する機会も増え
自然と他のママとの関わりもでできます。
この“ママ友付き合い”…
最近ネットやテレビで、ママ友との関係やトラブルは面白おかしく取り上げられ
これからママ友付き合いが始まるママ達の不安を煽っているように感じます。
初めての子育て中のママ達は、子どもに友達をつくるために
ママ友を作らないと!!と意気込んでしまうでしょう。
また、公園や支援センターなど複数の親子がいる中では
まわりがみんな仲良く楽しそうにしていると、
話す相手がおらずママ自身がひとりポツンとしてしまうのは
正直、寂しいですよね。
しかし、いざママ友を作ろうとはりきっても、
グループが出来上がっているとうまく輪にい入れなかったり、
思い切って話しかけてみても、なかなか盛り上がらなかったり。
ちょっと親しくなれても、一緒にいると気を使って疲れてしまったり。
軽く話すぐらいなら何とかなるけど、
気楽に長く付き合えるほど波長の合う人にはなかなか出会えないのは、
ママ友あるあるではないでしょうか。
なぜママ友は疲れるのか!?
他のママとお付き合いはしたいし楽しいこともあるけど
一緒にいるとなんだか疲れてしまう…。
日々そんな風にママ友に対してモヤっている私自身の
そう感じてしまう理由をちょっと考えてみました。
<その1>
子育てを通じて出会ったママ友は、昔からの友人とは違います。
自分と彼女たちとの共通点は、
「たまたま同じぐらいの時期に子どもを生んだ」ことだけ。
年齢も、これまで生きてきた環境も違うので
お互いの性格も価値観も未知の世界なのです。
年齢も近く、似たような環境で同じ時代を生きてきて
好きな物や悩みにも共通項が多く、
同じような価値観を持っている、学生時代の友人とはわけが違います。
ちょっと子どものことでお話しするぐらいは問題ありませんが
それ以外に共通の話題が少なかったり、ノリが合わなかったりすると
会話を盛り上げるのも大変だし気も使います。
話が合うママ友ができても、もし相手の考え方や行動に
「えっ!?」と違和感を感じるようなことがあっても
昔からの友人のように意見を言ったりするのも、難しいですよね。
気を使いながら話したり、言いたいことが言いきれないと、
どうしてもモヤモヤが残るし疲れるのも当然です。
<その2>
ママになっても所詮、私たちは“女”です。
母親=優しく思いやりに溢れているものであって、
そんな母親同士の付き合いに対して、良識と気遣いのあるクリーンな関係…
といったイメージを抱いてしまいがちです。
そんなものは幻想です。
子どもを生んで人の親となったところで、
ママたち自身の本質はそんなに変わりません。
ですから、「ママ友付き合い」がイコール「女同士の付き合い」であることに
変わりはないのです。
学生時代のような女子同士のややこしさはそんな簡単には変わりません。
大人として、あまりにも露骨な態度は控えたり
言いたいことも多少オブラードに包むことはするでしょう。
しかし学生時代に群れてた女子は、群れてないと落ち着かないママになるし
群れて陰口行ってた女子は、その場にいないママ友の陰口も言います。
グループの結束を強めるための仲良しごっこや仲間外れもするでしょう。
学生時代は男性関係が絡むとややこしくなりがちでしたが、
ママとなると、子どものことが常に絡んでくるので
もれなくややこしくなります。
子ども同士のケンカやいざこざ、成長や能力の差に
妬みと不安が付きまといます。
こういったことが、水面下で起こっているので怖いのです。
水面下の出来事を、時折ふと垣間見てしまって、
表面での笑顔の付き合いが、疑心暗鬼になってしまうのです。
ママ友疲れをどう乗り越えるか!?
子どもの年齢以外これといって共通点がないママ友たち。
そんな中から、気が合う人と出会えることなんて稀です。
ノリも波長も話も合うママと出会えたら、超ラッキー!!
ぐらいの気持でいれば、もっと気楽に付き合っていけるのではないでしょうか。
子どもが仲良くしている子のママとの付き合いや、
幼稚園でぼっちにならないように最低限の付き合いをせざるを得ない場合なら
徹底して聞き役に回ることで、適度に輪に入っておきましょう。
聞き上手は、いくつになっても女子グループ内で重宝されるのでオススメです!
あまり自分の情報は披露しすぎずほどほどにしておき、
何か質問されたら答えることよりも、尋ね返すことに力を注ぎましょう。
また、ママ友に言われたことが気になってしまったり
ちょっとしたいざこざで落ち込んでしまうこともあります。
人は時間があると、ちょっとしたことが気になったり悩んだりするものです。
そんな時は忙しく過ごすのが一番です。
何か趣味を見つけたり仕事をしたり…
忙しくなったらそちらに気がそれて、
ママ友モヤモヤどころではなくなるはずです。
ママ友付き合いなんて生活のほんの一部です。
それが生活の中心になってしまうから、しんどくなってしまうのです。
家族とのお出かけや、趣味や仕事にしっかり楽しみを見出して
せっかくの子育て期間、明るく前向きに過ごしましょう!!
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